御国者(読み)オクニモノ

デジタル大辞泉 「御国者」の意味・読み・例文・類語

おくに‐もの【御国者】

地方の人。田舎者
江戸時代田舎侍のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御国者」の意味・読み・例文・類語

おくに‐もの【御国者】

〘名〙
① 江戸時代、田舎侍の称。御国
俳諧・寂砂子(1824)上「うつつなく髭をぬかせる御国もの〈孤山〉 月夜さびしく無事なりけり〈太笻〉」
大名領地の者。
※雑俳・柳多留‐五(1770)「信長へ御国ものだと申上げ」
③ 田舎者。地方の人。
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中「一体お国ものといふと根性が汚(きたな)いって」

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