デジタル大辞泉
「御国」の意味・読み・例文・類語
み‐くに【▽御国】
1 国の敬称。「神の御国へ召される」
2 日本国。おくに。「御国のためにがんばる」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
お‐くに【御国】
① 自分の国、あるいは
他国についての丁寧・尊敬語。
※
世帯(1928)〈谷川長八〉文化洗濯法「洗張り、ゆのし代を貯蓄して何か
お国の為人の為になる場合に、費っていただきたい」
② 人の生まれ故郷の丁寧・尊敬語。
※
洒落本・広街一寸間遊(1778)「おまへのお国のことではござんせんに」
※虎明本狂言・
墨塗(室町末‐近世初)「一時あわひでもおなつかしひに、お国へくだらせられたらは、
わらはは何とせう事ぞ」
※洒落本・青楼小鍋立(1802)成三草庵酒盛「お国がいい様にされる、
旅人がおさきにつかはれる」
み‐くに【御国】
〘名〙 (「み」は接頭語)
① 国を尊んでいう語。
※
源氏(1001‐14頃)初音「春のおとどの
御前、とりわきて、梅の香も、
御簾の
うちの匂ひにふきまがひて、生ける仏のみくにとおぼゆ」
※広本拾玉集(1346)四「うれしくも七ます神の十の宮にみくにのわざを手向けつる哉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報