心柱・真柱(読み)しんばしら

精選版 日本国語大辞典 「心柱・真柱」の意味・読み・例文・類語

しん‐ばしら【心柱・真柱】

〘名〙
① (心柱) 中心の柱。
※三代実録‐貞観三年(861)八月一七日「宜写梵本。安国内諸寺塔。若無固之。易損弊。須心柱深蔵其中
② (心柱) 伊勢神宮正殿の中央床下にある柱。いみばしら。
延喜式(927)四「地祭物忌清掃其地、堀心柱穴。禰宜竪柱」
③ (比喩的に) 中心となる人物。家の主(あるじ)や家を支える人物。
浄瑠璃傾城反魂香(1708頃)上「政道ただしき御家老様、お屋かたのしん柱と追従(ついせう)たらだら
※日本拝見‐天理(1954)〈臼井吉見〉「天理教の真柱(シンバシラ)(旧管長)が、奈良県の体育会長と水上連盟の長とを兼ねているからでもあるが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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