恵勝(読み)えしょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「恵勝」の解説

恵勝 えしょう

?-? 奈良時代の僧。
大和(奈良県)大安寺修行宝亀(ほうき)(770-780)のころ,近江(おうみ)(滋賀県)の三上山陀我(だが)神社にとまる。しろい猿があらわれ,「昔東天竺(とうてんじく)の王であったとき,許しもなく僧になることを禁止したため,このような猿神になってしまった。法華経をよんでこの苦しみからのがれさせてほしい」とたのまれたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例