コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

猿神 サルガミ

大辞林 第三版の解説

さるがみ【猿神】

猿を神としてまつったもの。また、日吉ひえ神社や山の神の使いとしてまつられたものもある。人身御供ひとみごくうをとる神として説話が多い。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

猿神
さるがみ

猿を神もしくはその眷属(けんぞく)として敬い祀(まつ)るもの。猿はその形態が人間に似ているところから、古くから山の神として信じられてきた。『今昔物語集』巻26には美作(みまさか)(岡山県)や飛騨(ひだ)(岐阜県)の猿神に生贄(いけにえ)を供える風習の説話がある。昔話「猿神退治」も、人身御供(ひとみごくう)を要求した猿神を旅人が退治した話である。猿を神と考えた地方は多く、山王権現(さんのうごんげん)は猿を神の使者としている。また庚申(こうしん)信仰と結び付いて三猿の石像として祀っている地方も多い。あるいは、厩(うまや)の守護神として猿駒(さるこま)引きの絵馬を掲げる風習もある。河童(かっぱ)もエンコウとよび、猿との関係は深い。[渡邊昭五]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

猿神の関連キーワードヒンドゥー教の神々帝釈峡遺跡群竜退治孫悟空青柏祭日吉神社恵勝伝説

今日のキーワード

偽計業務妨害罪

虚偽の風説を流布し,または偽計を用いて人の業務を妨害する罪 (刑法 233) 。流布とは,犯人自身が公然と文書,口頭で伝達するほか,口伝えに噂として流す行為も含む。偽計とは人を欺罔,誘惑し,あるいは人...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

猿神の関連情報