押縁（読み）オシブチ

デジタル大辞泉「押縁」の意味・読み・例文・類語

板などを押さえるため、その上から打ち付ける細い材。

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〘名〙天井、屋根の板や杉皮などをおさえるために打ちつける細長い木または竹。転じて、人を束縛、抑圧するもの。

※歌舞伎・桜姫東文章（1817）大詰「亭主がどのやうな身に押し縁がかからうが」

※多情仏心（1922‐23）〈里見弴〉ひとり旅「頑固な天井の押縁や釘かくしのついた承塵(なげし)など」

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