承塵(読み)ショウジン

精選版 日本国語大辞典 「承塵」の意味・読み・例文・類語

しょう‐じん‥ヂン【承塵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古く、屋根裏から落ちる塵を防ぐため、今日の天井板のように室の上一面に張り渡した板・むしろ・布など。これを下から支える木を承塵骨、または天井・組入(くみいれ)などという。貴人の御座所などに設けられた。
    1. [初出の実例]「天皇寝殿承塵之裏天下大平四字自生焉」(出典:続日本紀‐天平宝字元年(757)三月戊辰)
  3. 日本建築で、柱の側面に打って、柱の横ぶれを止める材。なげし。
    1. [初出の実例]「ひとつのはと承塵よりとびきたりて、几(おしまづき)のまへにあり」(出典蒙求和歌(1204)六)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐雷義伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「承塵」の読み・字形・画数・意味

【承塵】しようじん

塵うけ。

字通「承」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む