持節大将軍(読み)ジセツタイショウグン

デジタル大辞泉 「持節大将軍」の意味・読み・例文・類語

じせつ‐たいしょうぐん〔ヂセツタイシヤウグン〕【持節大将軍】

古代朝廷から節刀を与えられて、辺境反乱鎮定するために派遣された軍団の総指揮官。鎮定する対象により、征隼人・征夷征東などを冠してよばれた。持節大使

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「持節大将軍」の意味・読み・例文・類語

じせつ‐たいしょうぐん ヂセツタイシャウグン【持節大将軍】

〘名〙 令制で、国家統治に服しない辺境の諸集団を鎮定するために派遣された軍団の総指揮官で、天皇から節刀を授けられた人。鎮定の対象により、征隼人、征夷、征東などを冠してよばれた。持節将軍。持節大使。
※続日本紀‐神亀元年(724)四月丙申「以式部卿正四位上藤原朝臣宇合持節大将軍、〈略〉為海道蝦夷也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android