精選版 日本国語大辞典 「掛緒・懸緒」の意味・読み・例文・類語
かけ‐お ‥を【掛緒・懸緒】
〘名〙
② 烏帽子(えぼし)に用いる緒。頂頭懸(ちょうずかけ)。
※俳諧・犬子集(1633)二「糸柳ゑぼし桜の懸緒哉〈良徳〉」
④ 掛け物などを掛けるための上部の紐。
※今鏡(1170)二「みすのかけをなどのやうに、かなもののふさなんどゆらゆらとかざりて」
⑤ 物を背負うときに、肩にかける紐。
※義経記(室町中か)七「笈のかけをを取って引上げて振りたりければ」
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