朱を奪う紫(読み)あけをうばうむらさき

精選版 日本国語大辞典 「朱を奪う紫」の意味・読み・例文・類語

あけ【朱】 を 奪(うば)う紫(むらさき)

(「論語‐陽貨」の「悪紫之奪一レ朱也」による) 間色である紫色正色である朱色を奪う。紫色や暮色などが朱色にとってかわる。
浮世草子・俗つれづれ(1695)一「㒵(かほ)入日の朱(アケ)をうばふ紫野の寺々の鐘撞(つき)て万景見えずくらぶ山」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android