柱上変圧器(読み)チュウジョウヘンアツキ

デジタル大辞泉 「柱上変圧器」の意味・読み・例文・類語

ちゅうじょう‐へんあつき〔チユウジヤウ‐〕【柱上変圧器】

電柱上部に設置され、高電圧を一般家庭用に100ボルトに下げる変圧器

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「柱上変圧器」の意味・わかりやすい解説

柱上変圧器
ちゅうじょうへんあつき

6000ボルトの配電線から100~200ボルトの一般家庭用電圧に降圧するための変圧器。配電線は、電柱上に碍子(がいし)で絶縁される架空配電線と、地中に埋設される地中配電線とがあるが、いずれも電圧は6600ボルトが標準である。したがって、一般家庭に電気を引き込むためには降圧する必要がある。配電線は一部の繁華街を除きほとんどが架空配電線で、変圧器が電柱上に設置されるため、このようによばれるようになった。地中配電線では一般に地上に設けられる配電塔内に変圧器を設置するが、架空配電線用の変圧器と同じものであるため、これも柱上変圧器とよんでいる。柱上変圧器はほとんどが油入自冷式である。

[岡村正巳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android