梅衣(読み)うめごろも

精選版 日本国語大辞典 「梅衣」の意味・読み・例文・類語

うめ‐ごろも【梅衣】

〘名〙
① (「うめ」は「うめがさね(梅襲)」の略) 梅襲の衣。
謡曲弱法師(1429頃)「匂ひ来にけり梅衣(ンめごろも)の、春なれや」
菓子の名。求肥飴(ぎゅうひあめ)で餡(あん)を包み、その上を紫蘇(しそ)で巻いたもの。
豊後梅の核(さね)をくり出して、皮や渋皮をとりさったなま焼きの栗を入れ、蒸しあげたもの。〔素人庖丁‐三(1820)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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