梅襲(読み)ウメガサネ

デジタル大辞泉 「梅襲」の意味・読み・例文・類語

うめ‐がさね【梅襲】

襲の色目の名。表は濃紅、裏は薄紅11月から2月にかけて用いる。うめぞめ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「梅襲」の意味・読み・例文・類語

うめ‐がさね【梅襲】

〘名〙 襲(かさね)の色目の名。表は濃い紅、裏は紅梅桃花蘂葉(1480))。一説に、表は白、裏は蘇芳(すおう)(胡曹抄(1480頃))。一一月から二月ごろまで用いた。梅の花衣(はなぎぬ)。梅染め。梅。梅衣
狭衣物語(1069‐77頃か)四「御硯にむめがさねの紙のなべてならぬ、あまた重ねておし巻かれたるがあるを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android