梅襲(読み)ウメガサネ

デジタル大辞泉 「梅襲」の意味・読み・例文・類語

うめ‐がさね【梅襲】

襲の色目の名。表は濃紅、裏は薄紅11月から2月にかけて用いる。うめぞめ。

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精選版 日本国語大辞典 「梅襲」の意味・読み・例文・類語

うめ‐がさね【梅襲】

  1. 〘 名詞 〙(かさね)の色目の名。表は濃い紅、裏は紅梅桃花蘂葉(1480))。一説に、表は白、裏は蘇芳(すおう)(胡曹抄(1480頃))。一一月から二月ごろまで用いた。梅の花衣(はなぎぬ)。梅染め。梅。梅衣
    1. [初出の実例]「御硯にむめがさねの紙のなべてならぬ、あまた重ねておし巻かれたるがあるを」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)四)

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