棟飾(読み)むねかざり

精選版 日本国語大辞典 「棟飾」の意味・読み・例文・類語

むね‐かざり【棟飾】

〘名〙 屋根の棟に取りつけた装飾
飢餓海峡(1963)〈水上勉〉三「棟飾りのない軒のひくい藁ぶき屋根の」

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百科事典マイペディア 「棟飾」の意味・わかりやすい解説

棟飾【むねかざり】

民家の屋根の棟にとりつけた装飾,あるいは装飾的要素をもつ棟形式をいい,階層の象徴として用いられる場合が多い。雨水を防ぐという実質的機能もち,その数の多少地位を象徴する針覆(はりおい),形式自体が階層を象徴する吉野地方の公事屋葺(くじやぶき)などがある。

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