深海掘削船(読み)しんかいくっさくせん(英語表記)deep-sea drilling vessel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「深海掘削船」の意味・わかりやすい解説

深海掘削船
しんかいくっさくせん
deep-sea drilling vessel

深海底掘削を行う船舶総称であるが,現在,深海掘削計画 (ODP) で活躍中の『ジョイデス・レゾルーション』号や 1983年まで使用された『グローマーチャレンジャー』号が有名である。日本でも文部科学省中心となり,日本独自の深海掘削船『ちきゅう』号を建造中である。計画によると,天然ガスや石油胚胎地域での掘削も可能となるライザーを備え,性能的には『ジョイデス・レゾルーション』号をしのぐことになる。完成後は国際共同研究にも使用することが検討されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android