火蓋(読み)ヒブタ

デジタル大辞泉 「火蓋」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぶた【火蓋】

火縄銃火皿火口をおおうふた。
土蔵の窓に設けた金属製の防火扉。
「窓にはあかかねの―」〈浮・桜陰比事・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「火蓋」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぶた【火蓋】

〘名〙
① 火縄銃の火皿の火口をおおうふた。〔書言字考節用集(1717)〕
火災の時、閉鎖して内部延焼を防ぐ窓ぶた。
浮世草子・本朝桜陰比事(1689)二「窓にはあかかねの火蓋(ブタ)

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