王滝[村](読み)おうたき

百科事典マイペディア 「王滝[村]」の意味・わかりやすい解説

王滝[村]【おうたき】

長野県西端に位置する,木曽郡の村。西半分は岐阜県に接し,木曽川支流の王滝川が東流する。村の大半が山林林業が盛んに行われ,質の高いヒノキ材を産することで有名。王滝川に沿って電源開発も盛んで,西部には三浦(みうれ)ダム,東部には牧尾ダムがある。北部に鎮座する御嶽山古くから信仰の対象で,車道の通じる田の原はその登山口として最もよく利用される。また麓の上島には御嶽神社の里宮もあり,信仰の中心地でもある。2014年9月,秋の行楽シーズンで多くの入山者が訪れる中で御嶽山が噴火死者・行方不明者を多く出す戦後最悪の噴火災害となった。310.82km2。965人(2010)。

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