御嶽神社(読み)みたけじんじゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

御嶽神社
みたけじんじゃ

東京都青梅市御岳山にある神社。式内社,旧府社。御嶽大権現ともいう。クシマチノミコトを主神とし,オオナムチノミコト,スクナヒコナノミコト,日本武尊を配祀。火災盗難よけの神として知られ,古来関東地方の山岳宗教の中心地の1つ。日本武尊が東夷征伐の際,御岳山を越えようとしたときに,邪神が白鹿となり道をさえぎったが,白狼が現れてそれを西北に導いたところから,白狼に山上の守護を命じ,御岳山頂に武具を埋めたと伝えられる。また行基蔵王権現の像を納めたところから,神仏を合祀する霊山になったとされる。中世には御師 (おし) と呼ばれる山伏によって栄え,文暦1 (1234) 年に神殿が再建され,修験道の霊地として繁栄。関東管領の足利基氏社殿を修営し,慶長 10 (1605) 年には大久保石見守が社殿を造営した。江戸城の鎮守神として崇敬され,武士の寄進も多く,鎌倉時代に畠山重忠が奉納したと伝えられる赤糸威大鎧 (あかいとおどしおおよろい) ,後堀河天皇所用の円文螺鈿鏡鞍を所蔵し,ともに国宝に指定されている。

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デジタル大辞泉の解説

みたけ‐じんじゃ【御嶽神社】

青梅市にある神社。祭神は櫛真知命(くしまちのみこと)ほか二神。火災・盗難除(よ)けの神として信仰される。武蔵(むさし)御嶽神社。

おんたけ‐じんじゃ【御嶽神社】

御嶽山(おんたけさん)にある神社。御嶽大神(国常立尊(くにのとこたちのみこと)大己貴命(おおなむちのみこと)少彦名命(すくなびこなのみこと))を祭り、山上に奥社、山麓(さんろく)に里宮がある。

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事典 日本の地域遺産の解説

御嶽神社

(東京都練馬区高松6-34)
ねりまのとっておきの風景(地域景観資源)」指定の地域遺産。

御嶽神社

(東京都練馬区中村3-8)
ねりまのとっておきの風景(地域景観資源)」指定の地域遺産。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

みたけ‐じんじゃ【御嶽神社】

東京都青梅市御岳山にある神社。旧府社。祭神は櫛真知命(くしまちのみこと)ほか二柱。安閑天皇または崇神天皇の時代の創立と伝えられる。古く仏教と習合し蔵王権現・御嶽権現と呼ばれ、火難盗難退除の守護神として崇敬された。所蔵の赤糸威鎧・円文螺鈿(らでん)鏡鞍は国宝。武蔵御嶽神社。みたけさん。

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