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御嶽山 おんたけさん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

御嶽山
おんたけさん

長野県岐阜県の県境,乗鞍火山帯の南端にそびえる複式火山木曾御嶽ともいう。最高峰中央火口丘剣ヶ峰で,標高 3067m。ほかに外輪山摩利支天山 (2959m) ,継母岳 (2868m) ,寄生火山の継子岳 (2859m) などがある。

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デジタル大辞泉の解説

おんたけ‐さん【御嶽山/御岳山】

長野・岐阜両県境にある活火山飛騨山脈南部にあり、標高3067メートル。中央火口丘の剣ヶ峰に御嶽神社がある。古代からの信仰登山の対象。木曽御嶽
[補説]かつては死火山とみなされていたが昭和54年(1979)に噴火。平成26年(2014)の水蒸気爆発による噴火では多くの登山者が巻き込まれ、63人の死者・行方不明者を出す惨事となった。

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百科事典マイペディアの解説

御嶽山【おんたけさん】

長野・岐阜県境,飛騨山脈南端の活火山。安山岩からなる複式成層火山で,最高峰は中央火口丘の剣ヶ峰(3067m)。1979年10月有史以来初めて噴火。噴火地点は剣ヶ峰の南西約350m。
→関連項目王滝[村]小坂[町]木曾福島[町]下呂[市]修験道鳥居峠(長野)日本百名山乗鞍火山帯福島

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世界大百科事典 第2版の解説

おんたけさん【御嶽山】

長野・岐阜両県境,飛驒山脈の最南端に位置する複合成層火山。標高3063m。木曾の御嶽山として知られる。山頂部は俗に五峰五湖と称し,中央火口丘の剣ヶ峰を最高点に北から継子岳,摩利支天山,継母岳,王滝頂上の4峰が連なって外輪山をなし,旧火口は五つの火口湖(一ノ池~五ノ池)となっている。そのうち二ノ池と三ノ池は常時水をたたえ,二ノ池は日本最高位(2905m)の湖沼,三ノ池は高山湖としては第3位の深さ(13.3m)である。

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知恵蔵miniの解説

御嶽山

乗鞍(のりくら)火山列の南端に位置する複合成層火山。長野・岐阜の両県にまたがる独立峰で、最高点の剣ヶ峰は標高3067メートル。日本で2番目に高く、木曽御嶽山御岳山・御岳などとも呼ばれる。いくつもの峰や寄生火山からなる巨大峰で、一ノ池から五ノ池まで五つの火口湖を持つ。全国に多数ある御嶽山ならびに御嶽山信仰の最高峰であり、「木曽のおんたけさん」として古くから山岳信仰の聖地として知られ、富士山に並び庶民の信仰を集めた。また、山中の王滝や剣ヶ峰などに御嶽神社がある。日本百名山、新日本百名山、花の百名山、ぎふ百山に選ばれている。現在では、登山口の標高が高いため日帰りでも登山でき、年間数万人が訪れる。長く火山活動が見られなかったが、1979年10月に大規模な水蒸気噴火があり、気象庁常時観測火山に指定されている。84年には地震により御嶽山南斜面で大規模な山体崩壊が発生し、2007年3月にも小規模な水蒸気噴火があった。14年9月27日午前11時53分頃、激しい水蒸気噴火が発生し、同月30日午前0時半現在、死者は12人、重軽傷者は69人、山中には少なくとも心肺停止状態の24人が残っている。

(2014-9-30)

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日本の地名がわかる事典の解説

〔長野県(岐阜県)〕御嶽山(おんたけさん)


長野・岐阜県境にある複式成層火山の総称。飛騨(ひだ)山脈(北アルプス)南端とは野麦(のむぎ)峠・長峰(ながみね)峠などの鞍部(あんぶ)を挟んで稜線(りょうせん)が連続する。最高峰は剣ヶ峰(けんがみね)(標高3067m)。深田久弥(ふかだきゅう)「日本百名山」の一つ。山頂部にある爆裂火口の二ノ(にの)池は日本最高度にある池沼。広大な山腹は高山植物が豊富で、ヒノキ美林が茂る。1979年(昭和54)山頂付近で水蒸気爆発が起きた。古くから修験(しゅげん)道の信仰登山が行われ、江戸時代以降は「御嶽講」が栄えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

御嶽山
おんたけさん

長野・岐阜県境にそびえる複式の成層火山。木曽(きそ)御嶽ともいう。中央火口丘の剣ヶ峰(けんがみね)が最高峰で標高3067メートル。外輪山(摩利支天(まりしてん)山、継母(ままはは)岳)、寄生火山(継子岳、三笠(みかさ)山)、噴火口跡(一ノ池~五ノ池)などが南北に連なり、これらを総称して御嶽山とよぶ。頂上周辺の一ノ池から五ノ池のうち、二ノ池と三ノ池はつねに水をたたえているが、一の池は涸(か)れていることが多い(北東側の火口壁が欠けて水は二の池へ流出している)。二ノ池は日本最高位にある湖沼で(2908メートル)、三ノ池は高山湖としては日本で第3位の深さである(13.3メートル)。六合目あたりまでは雑木やカラマツが多いが、2100メートルあたりから天然のヒノキ、コメツガ、カラマツの美林になり、八合目にはお花畑がある。雄大な裾野(すその)はスキー場、キャンプ場、別荘地などに開発されているが、開田(かいだ)高原や寒原(さむはら)高原、御嶽高原などが中心で、御嶽高原から北西の山寄りには田ノ原天然公園(2190メートル)もあって高山植物が多く、遊歩道もある。黒沢付近のブッポウソウ繁殖地は国指定天然記念物。
 また、山体は御嶽教の霊地として古くから信仰の対象になっている。江戸中期までは尾張(おわり)藩が森林保護を名目に一般人の登山を禁止していたが、天明(てんめい)・寛政(かんせい)年間(1781~1801)ごろ初めて一般人の登山が認められ、中部、関西、関東方面から信者のグループである御嶽講の登山が盛んになった。登山道沿いに七合目あたりまで講ごとに霊場(墓地)を設け、そこへ各人が死後霊が納まる場所として霊神碑を建立している。その数はおよそ2万基といわれ現在も建てられている。登山道は王滝口、黒沢口、開田口、岐阜県の濁河(にごりご)温泉口などがあり、長野県側はJR中央本線木曽福島駅からバスを利用する。なお、信者が口々に「六根清浄(ろっこんしょうじょう)お山は晴天、懺悔(さんげ)懺悔守らせたまえ」と唱えるのは、心身を清め、その功徳によって無事に登山できるように祈るもの。[小林寛義]

火山活動

東日本火山帯に属する活火山で、玄武岩~流紋岩からなる。中央火口丘の剣ヶ峰は安山岩。まず更新世(洪積世)中期に成層火山ができ、約10万年休眠後、いまから約8万年前に大噴火してカルデラを生じ、以後、更新世末ないし現世初頭まで噴火活動を反復し、その末期に「五峰五湖」と称される一連の火口(湖)を生成した。当時死火山と思われていたが、1979年(昭和54)に突然小規模な水蒸気噴火が発生した。この噴火は「死火山」という用語を廃止するきっかけとなった。その後の地質調査で、最近7500年間(有史を除く)に少なくとも15回もの噴火があることが明らかになった。
 1991年(平成3)、2007年(平成19)にも小規模な噴気活動が発生し、2008年には、気象庁により噴火警戒レベルが導入され、レベル1「平常」に指定された。また2009年には、火山噴火予知連絡会により「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある47火山」の一つとして選定され、常時観測火山として活動状況が24時間体制で監視されることとなった。2014年9月中旬、火山性地震が一時的に増加したが、その後減少。地殻変動を伴わなかったため、警戒レベルは引き上げられなかった。しかし、9月27日11時52分に水蒸気噴火が発生。9月27日12時36分噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられた。噴火の規模としては1979年の噴火と同様に小規模であったが、山頂付近では大きな噴石が飛散し、多数の登山者が巻き込まれた。噴火に伴い、低温の火砕流も発生し、噴煙は一時7000メートルの高さに達した。死者数56名、行方不明者数7名(2014年10月16日時点)。[諏訪 彰・中田節也]
『横内斉著『木曽御岳』(1955・木曽御嶽観光連盟) ▽島田安太郎著『御嶽山』(1982・千村書店)』

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