生苦(読み)ショウク

デジタル大辞泉 「生苦」の意味・読み・例文・類語

しょう‐く〔シヤウ‐〕【生苦】

仏語四苦の一。生まれることの苦しみ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「生苦」の意味・読み・例文・類語

なま‐くるし【生苦】

〘形シク〙 (「なま」は接頭語) なんだか心苦しい。なんとなく迷惑である。
源氏(1001‐14頃)若菜下「思ひの外に此の宮のかくわたり物し給へるこそは、なまくるしかるべけれど」

しょう‐く シャウ‥【生苦】

〘名〙 仏語。四苦あるいは八苦一つ衆生の生まれるときの苦しみ。
宝物集(1179頃)「始に生苦と申はひとの母のはらに三百日やどりて業之風にふかれてむまれ出る時」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android