生飯・散飯・三把(読み)さば

精選版 日本国語大辞典 「生飯・散飯・三把」の意味・読み・例文・類語

さ‐ば【生飯・散飯・三把】

〘名〙 仏語食事に際し、食物の少量をとり分けて、鬼神餓鬼鳥獣などに施すもの。さんば。さんぱん。さばの飯(いい)
※枕(10C終)二五六「さわがしきもの、走り火。板屋の上にて、烏の斎(とき)のさば食ふ」
曾我物語(南北朝頃)一一「一切衆生の用ひる飯の上を、すこしさば取り、なんぢにあたふべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android