デジタル大辞泉
「略訓」の意味・読み・例文・類語
りゃっ‐くん〔リヤク‐〕【略訓】
万葉仮名の用字法の一。漢字を、訓の一部を省略して表音的に用いるもの。「足」を「あ」、「市」を「い」として用いる類。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
りゃっ‐くん リャク‥【略訓】
〘名〙 「
万葉集」など
上代の
文献に見られる、漢字を表音的に用いる
方法の
一つ。固定した
訓読みの一部を省略して
同音の
別語またはその一部にあてて用いるもの。「足
(あし)」を「あ」に、「市
(いち)」を「い」にあてる類。〔万葉用字格(1817)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報