異温性(読み)イオンセイ

デジタル大辞泉 「異温性」の意味・読み・例文・類語

いおん‐せい〔イヲン‐〕【異温性】

恒温動物で、体温部位や生理状態によって大きく異なる性質コウモリリスハリネズミなど冬眠を行う小型哺乳類や一部鳥類に見られる。→内温性外温性

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の異温性の言及

【体温】より

…小型の動物,たとえばハチドリやコウモリ類,ネズミ類のなかには休息時に体温が10℃以上も下がり,鈍麻状態torporになるものがある。このように体温が正常の範囲を越えて変動する現象を異温性heterothermyという。からだの小さい動物ほど,容積に対する表面積の比率が大きいので,外温が低いときには,体表からの放熱がそれだけ多く,体温を維持するための単位体重あたりの産熱量は大型のものに比べて大きくなる。…

※「異温性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android