碁・棊・棋(読み)ご

精選版 日本国語大辞典 「碁・棊・棋」の意味・読み・例文・類語

ご【碁・棊・棋】

[1] 〘名〙 盤(ばん)の上にえがかれた縦横おのおの一九本の線によってできる三六一の交点の上に、黒と白の石をそれぞれ持った二人の競技者が、その持石を交互に並べていき、地(じ)と石を多く取った方を勝ちとする遊戯。中国に起こった。囲碁
※霊異記(810‐824)上「常に碁(ゴ)を作(な)すを宗とす〈国会図書館本訓釈 碁 五反〉」
[2] 謡曲。三番目物。金剛流作者不詳。旅僧が三条京極で空蝉の霊と軒端荻(のきばのおぎ)の霊に会い、その碁を打つさまを見、昔物語を聞く。「源氏物語」による。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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