私戦予備罪(読み)シセンヨビザイ

デジタル大辞泉 「私戦予備罪」の意味・読み・例文・類語

しせんよび‐ざい【私戦予備罪】

私戦予備及び陰謀罪

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「私戦予備罪」の解説

私戦予備罪

日本の刑法規定されている罪で、正式名称は「私戦予備及び陰謀罪」。刑法の国交に関する罪の章93条にその規定がある。国家意思によらずに、外国に対して私的に戦闘行為をする目的で、その準備や陰謀をする罪。3カ月以上5年以下の禁錮に処せられる。2014年10月6日、警視庁公安部は、シリアの反政府武装組織「イスラム国」に加わろうと渡航を企てたとして、刑法の私戦予備・陰謀の疑いで男子学生らを事情聴取し、東京都内の関係先数カ所を家宅捜索した。報道によると、同容疑で捜査を受けたのは初めてだとされている。

(2014-10-8)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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