空の色(読み)そらのいろ

精選版 日本国語大辞典 「空の色」の意味・読み・例文・類語

そら【空】 の 色(いろ)

① 晴れた大空の色。空色
源氏(1001‐14頃)葵「空の色したる唐の紙に」
② 空の様子天候のぐあい。そらあい。空模様
※源氏(1001‐14頃)野分「野分〈略〉空の色かはりて、吹きいづ」

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世界大百科事典(旧版)内の空の色の言及

【空】より

…また太陽や月が地平線に近いときには特に大きく見えることから,人は天空を市女笠(いちめがさ)のような形に知覚していると主張する心理学者もある。
[空の色]
 晴天の空は青く見えるのがふつうであるが,これは太陽光が地球の大気に入り,そこにある空気分子に当たって,入射光の方向とはちがう方向に散乱されたものが目に入るときに,青の光が主になるからである。散乱現象は散乱される光の波長と,散乱をおこす粒子の大きさに関係する。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」