窓間(読み)そうかん

精選版 日本国語大辞典 「窓間」の意味・読み・例文・類語

そう‐かん サウ‥【窓間】

〘名〙
① 窓と窓とのあいだ。また、窓のあたり。
草枕(1906)〈夏目漱石一一「窓間の竹数十竿、相摩戞(まかつ)して声切々已まず」 〔南史‐斉紀・下〕
窓枠によって区切られた空間
菅家文草(900頃)四・冬夜閑思「千万思量身上事、窓間報得欲明天」
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二「一飛して窓間より逃れん」

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普及版 字通 「窓間」の読み・字形・画数・意味

【窓間】そう(さう)かん

まどべり。窓と窓の間。〔南史、斉廃帝東昏侯紀〕是(ここ)に於て大いに殿をす。~別に潘妃の爲に~三殿し、皆(さふしよく)するに金璧を以てす。其の玉壽(殿)中には、飛仙帳を作り、四面綺(しうき)、には盡(ことごと)く仙を畫く。

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