笹帆(読み)ササホ

デジタル大辞泉 「笹帆」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ほ【×笹帆】

薄くはいだ竹を編んで作った帆。唐船からふねで用いたもの。網代帆あじろほ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「笹帆」の意味・読み・例文・類語

ささ‐ほ【笹帆】

〘名〙 竹を薄くはいで網代(あじろ)に編んだ帆。朝鮮琉球中国の船に用いる。和船ではほとんど使われないが、近世初期、海外貿易に活躍した朱印船は、中国式の帆装を主体としていたので、これを使用した。網代帆
※増補華夷通商考(1708)二「福州船艗の方より斜に見たるの図、本帆は彌帆共に網代の笹帆(ササほ)なり」

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