築垣・築墻(読み)ついがき

精選版 日本国語大辞典 「築垣・築墻」の意味・読み・例文・類語

つい‐がき【築垣・築墻】

〘名〙 (古くは「ついかき」。「つきかき(築垣)」の変化した語) =ついじ(築地)
※十巻本和名抄(934頃)三「築墻 淮南子云舜作築墻〈都以加歧 一云豆以比知〉」
山家集(12C後)下「斎宮木立ばかりさかと見えて、ついがきもなきやうになりたりけるを見て」
愚管抄(1220)五「なのめならぬ大地震ありき〈略〉所々のついかきくづれぬなし」

つき‐がき【築垣・築墻】

〘名〙 =ついじ(築地)
今昔(1120頃か)一六山辺に築垣(つきがき)高くして屋共数有る所也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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