繰返し反射干渉法(読み)くりかえしはんしゃかんしょうほう(英語表記)multiple reflection interferometry

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「繰返し反射干渉法」の意味・わかりやすい解説

繰返し反射干渉法
くりかえしはんしゃかんしょうほう
multiple reflection interferometry

反射率の大きい2平面での干渉を使って,鮮明な干渉縞を得る方法。平行平面板の両面に反射膜をつけたものに光を入射する。その反射光,透過光の強さを考えるのには,内面多数回繰返して反射された光の間の干渉を考慮にいれなければならない。両面の反射率が大きいほど多数の光線が干渉するようになり,できる干渉縞は鮮明になる。ファブリ=ペローの干渉計干渉フィルタはこの応用例である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android