纏持(読み)マトイモチ

デジタル大辞泉 「纏持」の意味・読み・例文・類語

まとい‐もち〔まとひ‐〕【×纏持(ち)】

町火消しの各組の中で、3を持つ役の者。火事場では消し口の要路に立った。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「纏持」の意味・読み・例文・類語

まとい‐もち まとひ‥【纏持】

〘名〙 火消の組でその組の印の纏を持つ役の者。また、その役。体格力量の特にすぐれた者を選び、消口要所に立たせた。
洒落本通言総籬(1787)二「あのずうてへをみやな。まとい持(モチ)にすればいいゼ」

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