群生・群棲(読み)ぐんせい

精選版 日本国語大辞典 「群生・群棲」の意味・読み・例文・類語

ぐん‐せい【群生・群棲】

〘名〙
① (━する) 多くのものが、群がって生じること。特に、ある種の植物がある地域に群をなして生えていること。
最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉二〇「居常蒙塵芥埃掃なく〈略〉黴菌群生(グンセイ)す」 〔荘子‐馬蹄
② すべての生物。転じて、多くの人民。多くの衆生。ぐんじょう。
万葉(8C後)五・沈痾自哀文「若夫群生品類、莫皆以尽之身並求窮之命
③ (群棲) (━する) 同種の動物が繁殖捕食防御などのために多数集まって生活すること。繁殖期や移動の時などのように、一時的な場合にも、また、多くの種類が群がる場合にもいう。〔動物小学(1881)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android