自性清浄(読み)じしょうしょうじょう

精選版 日本国語大辞典 「自性清浄」の意味・読み・例文・類語

じしょう‐しょうじょう ジシャウシャウジャウ【自性清浄】

〘名〙 仏語本来清らかであること。それ自体が清らかであること。
※梵舜本沙石集(1283)四「此三諦三身、我等一念の中に有時は、本性彌陀とも、自性清浄の蓮とも云」 〔勝鬘経‐自性清浄章〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「自性清浄」の意味・わかりやすい解説

自性清浄
じしょうしょうじょう

仏教用語。離垢清浄と対をなす。離垢清浄が,われわれの心は煩悩を離れれば清浄 (悟り) となることであるのに対し,煩悩にけがされているわれわれの心も,その本来の姿においては清浄であることをいう。また,この本来清浄なる心を自性清浄心という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android