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自体 じたいautos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

自体
じたい
autos

ラテン語の ipse,フランス語の méme,英語の self,ドイツ語の selbstにあたる語で,特にプラトンのイデア説における術語として重要。イデアとはある一つのものが何であるかを説明するときの対象となるものの本質それ自体 autē hē ousia,たとえば「等しさそれ自体」 auto to ison,「美それ自体」 auto to kalonという真の存在 to ontōs onをいい,autosはイデアを個々の感覚的個物から区別する用語として重要な役割を果している (『ファイドン』) 。アリストテレスはイデアと感覚的個物の相違はこの autosに尽きるとし,イデア説は感覚的なものを非感覚的なものと定立し,それに不変という述語を与えているにすぎないと論難している (『形而上学』) 。

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デジタル大辞泉の解説

じ‐たい【自体】

[名]
自分のからだ。
もともとの本体。それ自身。多くは他の名詞のあとに付いて接尾語的に、関係する他の事柄から切り離して、そのものだけについていうときに用いる。「建物自体はりっぱだが、内装が貧弱だ」
もともとの性質。本性。根本。
「―は親に似て大臆病の者なりければ」〈仮・浮世物語・一〉
[副]もともと。そもそも。元来。地体。「こうなったのも、自体君に責任がある」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

じたい【自体】

[1] ( 名 )
そのもの本来の性質。それ自身。地体。多く名詞の下に付いてその意を強める。 「制度-が悪いのではない」 「考え方それ-に問題がある」
[0][1] ( 副 )
そのものの本来の性質にさかのぼって物事を判断するさま。そもそも。地体。 「 -僕とは性分が違うんだから/社会百面相 魯庵

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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