落角(読み)オチツノ

デジタル大辞泉 「落角」の意味・読み・例文・類語

おち‐つの【落(ち)角】

夏になると自然に落ちる牡鹿おじかの角。落とし角。

らっ‐かく〔ラク‐〕【落角】

落下する物体が描く軌道の、落下点における切線と水平面とがなす角度

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「落角」の意味・読み・例文・類語

おとし‐つの【落角】

〘名〙 晩春から初夏にかけてぬけ落ちる牡鹿の角。おちつの。《季・春》
※俳諧・曾波可理(1817)「乗かえの鶴もあるなり落し角」

おち‐つの【落角】

〘名〙 牡鹿の角の、春に自然に落ちたもの。落とし角。
塵袋(1264‐88頃)四「鹿のおちつのはひろひてとる」

らっ‐かく ラク‥【落角】

〘名〙 弾丸など、落下する物体の落下点における弾道への切線と水平線とのなす角。〔五国対照兵語字書(1881)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android