虎の皮(読み)トラノカワ

デジタル大辞泉 「虎の皮」の意味・読み・例文・類語

とら‐の‐かわ〔‐かは〕【虎の皮】

虎の毛皮敷物や、太刀やりさや素材とする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虎の皮」の意味・読み・例文・類語

とら【虎】 の 皮(かわ)

① 虎の毛皮。敷物などとして珍重された。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「とらのかはをしきて、三人の人、ならびゐて」
② (「とらぬ狸の皮算用」にかけて) 「そうはいかない」の意をしゃれていう。
滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)七「『なんとしろものを、とっけへてくれねへか』『いやいやさうはとらの皮さ』」
③ 「とら(虎)の皮の褌」の略。
※雑俳・柳多留‐三五(1806)「緋ちりめん虎の皮よりおそろしい」

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