虎穴(読み)コケツ

デジタル大辞泉 「虎穴」の意味・読み・例文・類語

こ‐けつ【虎穴】

とらのすんでいる洞穴。きわめて危険な場所のたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虎穴」の意味・読み・例文・類語

こ‐けつ【虎穴】

〘名〙 虎が住んでいる穴。転じて、ひじょうに危険な場所や状況のたとえ。
※蕉堅藁(1403)山居十五首次禅月韻「林罅穿雲凌虎穴、潭頭洗孟瞰龍宮
歌舞伎北条九代名家功高時)(1884)中幕「虎穴(コケツ)に陥(おちい)る我が君の危き事を推し量り」 〔李白‐送羽林陶将軍詩〕

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普及版 字通 「虎穴」の読み・字形・画数・意味

【虎穴】こけつ

危地。〔後漢書、班超伝〕官屬皆曰く、今の地に在り、死生司馬に從ふと。超曰く、虎に入らざれば虎子を得ず。當今の計、獨り夜に因り火を以てを攻めなば、必ず~殄盡(てんじん)(全滅)すべきなりと。

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