裂手(読み)さきで

精選版 日本国語大辞典 「裂手」の意味・読み・例文・類語

さき‐で【裂手】

〘名〙 ひびなどがきれて、皮膚の荒れた手。
書紀(720)皇極三年六月・歌謡向つ峰に 立てる夫(せ)らが 柔手(にこで)こそ 我が手を取らめ 誰が佐基泥(サキデ) 佐基泥(サキデ)もや 我が手取らすもや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「裂手」の意味・わかりやすい解説

裂手
れっしゅ
split-hand

手指先天性奇形一種。定型的なものは,中指が欠損し,示指環指の間に広いV字状の谷を形成している。ときに遺伝関係が認められる。対称性にみられることが多く,足の指にも起る (裂足) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android