(読み)アン

デジタル大辞泉 「諳」の意味・読み・例文・類語

あん【諳】[漢字項目]

[音]アン(漢) [訓]そらんずる
そらで言う。「諳記諳誦
[補説]「」と通用する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「諳」の意味・読み・例文・類語

そらん‐・ずる【諳】

〘他サ変〙 そらん・ず 〘他サ変〙 (「そらにす」の変化した語) そらでおぼえる。暗記する。暗誦する。そらんじる。
太平記(14C後)一二「文は漢魏芳潤を、漱(くちすすい)万巻の書を諳(ソラン)じ給しかば」

そらに‐・す【諳】

〘他サ変〙 暗誦する。暗記する。そらんずる。
※大唐西域記巻十二平安中期点(950頃)「其の理を究めずして、多く其の文を諷(ソラニス)

そらん・じる【諳】

〘他ザ上一〙 (サ変動詞「そらんずる(諳)」が上一段活用に転じた語) =そらんずる(諳)

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