講学(読み)コウガク

デジタル大辞泉 「講学」の意味・読み・例文・類語

こう‐がく〔カウ‐〕【講学】

学問を研究すること。
深沈なる―に伴うに」〈逍遥当世書生気質

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精選版 日本国語大辞典 「講学」の意味・読み・例文・類語

こう‐がく カウ‥【講学】

〘名〙 (「講」はしらべきわめる、講究すること) 学問を研究すること。学問を講ずること。また、その任に当たる人。
※蕉堅藁(1403)古河襍言五首「平生講学知天命、造物小児何用疑」
※当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙一九「深沈なる講学(カウガク)に伴ふに」 〔春秋左伝‐昭公七年〕

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普及版 字通 「講学」の読み・字形・画数・意味

【講学】こう(かう)がく

学習する。〔左伝、昭七年〕九、楚より至る(帰国する)。孟僖子(楚に在りて)禮を相(たす)くること能はざりしを(うれ)ひ、乃ち之れを學す。(いやし)くも禮を能くするあらば、之れに從ふ。

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世界大百科事典(旧版)内の講学の言及

【書院】より

…さらに明代の陽明学では,人間は良知をもつものとして平等だと考えられたため,ときに庶民も参加して,書院における講義と自由活発な討論が行われた。これを講学という。学問は本来的にこのような講学を要請するものとされたのであって,書院制度は,中国近世の思想史の展開と不可分に成立発展したといってよい。…

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