赤襟(読み)アカエリ

デジタル大辞泉 「赤襟」の意味・読み・例文・類語

あか‐えり【赤襟】

赤い色の襟、または赤色半襟
《赤色の半襟をかけたところから》年の若い芸妓半玉はんぎょく

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精選版 日本国語大辞典 「赤襟」の意味・読み・例文・類語

あか‐えり【赤襟】

〘名〙
① 赤い色の襟。また、赤色の半襟。
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一「若きは殊更曲者にて、尚赤襟(アカエリ)の色さめぬ、新妓(しんこ)なりとは見えながらも」
② (赤色の半襟をかけたことから) 少女。特に年若い芸妓、半玉の俗称。大阪新町では舞妓と芸妓の間ぐらいの年配の妓をいった。
滑稽本・穴さがし心の内そと(1863‐65頃)初「合方は図のごとき赤衿に馴染ありと知るべし」

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