連珠・聯珠(読み)れんじゅ

精選版 日本国語大辞典 「連珠・聯珠」の意味・読み・例文・類語

れん‐じゅ【連珠・聯珠】

〘名〙
① 玉をつらねること。また、つらねた玉。転じて、美しいもの、または立派な詩文などをたとえていう語。
※懐風藻(751)侍讌〈箭集虫麻呂〉「紫殿連珠絡、丹蓂草栄」 〔唐宣宗‐弔白居易詩〕
漢文文体の名。対句をつらね、諷諭(ふうゆ)仮託を主とするもの。後漢の揚雄、班固らにはじまる。〔文心雕龍‐雑文〕
③ 二人で行なう盤上競技の一種。碁盤の上に交互に碁石を打ち、縦・横または斜めに、先に五連を作ったものが勝ちとなる。先手は、三々・四々・長連が禁手とされるが、後手は許される。古くは、格五(かくご)といい、今日では一般的には五目ならべという。〔大増補改訂や、此は便利だ(1936)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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