デジタル大辞泉
「金華山焼」の意味・読み・例文・類語
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きんかざん‐やき キンクヮザン‥【金華山焼】
〘名〙 美濃国稲葉郡(岐阜市)金華山(
稲葉山)産の陶器。
楽焼風の茶器・日用雑器。
永仁(
一二九三‐九九)の頃に三代藤四郎が
瀬戸で作った
茶入、
信長が岐阜在城の頃に焼かせた岐山焼、
天明(
一七八一‐八九)の頃町奉行黒田六市郎がはじめた楽焼、
天保(
一八三〇‐四四)の御山焼などは、この金華山の土を用いて作ったと伝えられる。また、三代藤四郎景国作の茶入は、金華山と呼ばれて
名高い。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報