鈴木利貞(読み)すずき としさだ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木利貞」の解説

鈴木利貞 すずき-としさだ

1887-1967 大正-昭和時代の出版経営者。
明治20年8月23日生まれ。茅原(かやはら)茂創業の日本評論社にはいり,大正14年社長となる。翌年総合雑誌「経済往来」(のち「日本評論」と改題)を創刊。吉野作造らの「社会経済学大系」をはじめ社会科学関係の書籍を出版。昭和27年退陣。日本出版協会会長。昭和42年12月23日死去。80歳。岩手県出身。一関中学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鈴木利貞の言及

【日本評論】より

…第2次大戦前には末弘厳太郎編《法学全集》,本庄栄治郎編《日本経済史辞典》,河合栄治郎の著書などを多数出版。25年茅原の死後,鈴木利貞(1887‐1967)が社長となって《経済往来》を創刊。戦後も社会科学関係の学術書を多数出版するが,52年5月に破産して日本評論新社となる。…

※「鈴木利貞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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