雑居地(読み)ザッキョチ

デジタル大辞泉 「雑居地」の意味・読み・例文・類語

ざっきょ‐ち【雑居地】

江戸末期から明治初期にかけて、外国人日本人雑居することを認められた一定地域。→居留地きょりゅうち

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雑居地」の意味・読み・例文・類語

ざっきょ‐ち【雑居地】

〘名〙 江戸末期から明治初期にかけて、居留する外国人のために一定の居留地を設定しないで、日本人との雑居を認めた地域。安政五年(一八五八)の修好通商条約(安政五か国条約)で設けられた外国人居留地のうち、外国人の来住者の少ない箱館、新潟に認められた。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙緒言「たとへば雑居地(ザッキョチ)区域を限りて三府七港と定められたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android