緒言（読み）ショゲン

デジタル大辞泉

しょ‐げん【緒言】

《慣用読みで「ちょげん」とも》
１ 論説の糸口。
「無異安全の―終って」〈織田訳・花柳春話〉
２ 前書き。はしがき。序文。
[類語]序・序文・はしがき・自序・前書き・序言・序章・前付け・前置き・前文・プロローグ・序詞・小序・序説・序論・緒論・巻頭言・イントロダクション

ちょ‐げん【緒言】

「しょげん（緒言）」の慣用読み。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

しょ‐げん【緒言】

〘名〙

① 論説のいとぐち。

※清原国賢書写本荘子抄（1530）一〇「緒言は糸口を引出せば綿々として不絶がごとき言也」 〔荘子‐漁父〕

② まえがき。はしがき。序文。序言。ちょげん。〔改正増補和英語林集成（1886）〕

※花間鶯（1887‐88）〈末広鉄腸〉上「之を掲げて此書の緒言(ショゲン)に代ふ」

ちょ‐げん【緒言】

〘名〙 (「緒言(しょげん)」の慣用読み) まえがき。序言。

※当世書生気質（1885‐86）〈坪内逍遙〉八「まづ其緒言(チョゲン)に曰く」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【緒言】しよげん

発端の語。〔荘子、漁父〕曩昔(さき)に先生、言りて去る。丘（孔丘）不、未だ謂ふを知らず。竊(ひそ)かに下風に待つ。

字通「緒」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」