骨窟寺(読み)こっくつじ

世界の観光地名がわかる事典 「骨窟寺」の解説

こっくつじ【骨窟寺】

韓国南部のキョンサンプクト(慶尚北道キョンジュ慶州)市街中心部から東へ約20km、含月山山裾にある新羅時代の仏教寺院で、同国唯一の石窟(せっくつ)寺院。6世紀ごろにインドからやってきた光有聖人により建立されたと伝えられている。上部磨崖仏(まがいぶつ)をつくり、周囲に12の石窟と宝塔を配している。磨崖仏は、宝物第581号に指定されている磨崖如来坐像と石窟の一つである観音窟が有名である。法塔は7つ残っている。◇「コルグルサ」とも読む。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android