アイゼンメンゲル複合(読み)アイゼンメンゲルふくごう(その他表記)Eisenmenger's complex

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アイゼンメンゲル複合」の意味・わかりやすい解説

アイゼンメンゲル複合
アイゼンメンゲルふくごう
Eisenmenger's complex

心室中隔欠損症などの先天性疾患があって,肺動脈の閉塞性病変のために肺高血圧症が起り,逆短絡のため常に軽いチアノーゼの出現する心臓奇形をいう。 1897年,オーストリアの医師 V.アイゼンメンゲルが初めて記載した。チアノーゼ現象だけに注目して「青色病」 blue diseaseなどといわれることもある。最近は,心室中隔欠損症にかぎらず,心房中隔欠損症動脈管開存症などによるものを総称してアイゼンメンゲル症候群と呼ぶ。おもな症状は,生後数年たって起る遅発性チアノーゼ,からだを動かしたときに起る呼吸困難心悸亢進などで,ついには心不全に陥る。手術はできないので,対症療法を行う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む