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心室中隔欠損症 しんしつちゅうかくけっそんしょうventricular septal defect

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

心室中隔欠損症
しんしつちゅうかくけっそんしょう
ventricular septal defect

胎生期の障害によって心室中隔欠損部が生じ,左心室から右心室に血流が短絡して,肺血流量が増加する状態をいう。先天性心疾患のうち最も頻度が高く,他の異常を合併することも少くない。欠損が小さい場合には5歳ぐらいまでに自然閉鎖することがある (全体の約 20%) 。欠損が大きい場合はうっ血性心不全肺高血圧などを呈するので,早期の手術が必要となる。なお,肺高血圧があり,欠損を通して右→左方向の短絡を生じ,チアノーゼを示すアイゼンメンゲル症候群の場合には,手術はできない。

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デジタル大辞泉の解説

しんしつちゅうかくけっそん‐しょう〔‐シヤウ〕【心室中隔欠損症】

心臓の左右の心室の間にある心室中隔と呼ばれる壁に穴が開いている病気。血液が左心室から右心室にもれて再び肺に流れ込むため、肺と心臓に負担がかかる。自然に閉鎖する場合もあるが、穴の大きさや場所によって、手術による治療が必要となる。VSD(ventricular septal defect)。

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百科事典マイペディアの解説

心室中隔欠損症【しんしつちゅうかくけっそんしょう】

右と左の心室の間にある心室中隔に孔があいている疾患で,先天性心臓病の中で最も頻度が高く,他の心臓奇形を合併する例が多い(ファロー四徴症)。多くは左心室から右心室へ酸素化血液が直接流れこみ,肺血流量が増し,肺高血圧症心不全が現れる。心雑音が顕著なため,乳児期に発見されることが多いが,生後1〜2年で自然閉鎖する例がしばしばみられる。肺高血圧症や心不全をきたす重症例は早期に手術するが,それ以外は小学校入学ごろまで経過をみることが多い。細菌感染により心内膜炎をひき起こすことがあるので,予防が必要。

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