あいだちなし

大辞林 第三版の解説

あいだちなし

( 形ク )
慎みがない。無遠慮だ。 「 - ・くぞ愁へ給ふ/源氏 宿木
愛嬌がない。無愛想だ。 「梶原平三景時といふ武士とりあへず『ただ杣山のくれであらばや』いと-・しや/増鏡 新島守」 〔動詞「愛立つ」の連用形に「無し」の付いた語かと思われるが、「愛立つ」の実例は見当たらない。「間立ち無し」の意とする説もある〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

デジタル大辞泉の解説

あいだち‐な・し

[形ク]
おもしろみがない。無愛想である。
「心よからず―・きものに思ひ給へる」〈夕霧
遠慮がない。ぶしつけだ。
「世を思ひ給へ乱るることなむまさりにたると―・くぞうれへ給ふ」〈宿木
[補説]語源は「愛立つことなし」のか。一説に「あいだち」は間隔の意の「あひだち(間立ち)」ともいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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